変わりゆく日本の庭の文化
変わりゆく日本の庭の文化
はじめに
日本の庭の文化は、長い歴史を通じて国民の心に深く根付いています。ですが、経済的な変動や生活様式の変化により、その伝統は徐々に変化しています。今回は、現在の日本の庭の文化の状況と、今後どのように進化していくかについて考察していきます。
現状の課題
日本では経済的な縮小と都市化が進む中、多くの家庭で庭を持つことが困難になっているのが現状です。これにより、庭師の仕事も減少の一途をたどっています。伝統的な日本庭園の維持と管理には、より高い専門性とコストが求められるため、庭園の数も減少しています。
今後のトレンド
ですが日本の庭の文化は、これからも進化し続けるでしょう。小さなスペースを活用した庭、例えばバルコニーや屋上庭園などが人気を集める可能性があります。また、持続可能性や自然との共生を重視したエコフレンドリーな庭づくりも注目されてくるのではないかと思います。
新たな機会
このような状況は逆に、庭師にとって新たな機会を提供します。例えば、都市部での緑化プロジェクト、小スペース用の庭デザイン、エコロジカルなガーデニング技術など、新しい分野での専門性を身につけることが重要です。
結論
日本の庭の文化は、時代の変化とともに変わり続けます。しかし、その本質は変わらず、日本人の生活において重要な役割を果たし続けるでしょう。庭師は、これらの変化を機会と捉え、新しい技能と知識を身につけることで、その伝統を未来へと繋いでいくことができます。
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木の消毒方法ガイド
はじめに
木の健康を保つためには、適切な消毒が重要です。このガイドでは、木の消毒方法とその重要性について詳しく解説します。
木を消毒する理由
木は病害虫や菌類によって病気になりやすいため、定期的な消毒が必要です。これにより、木の健康を保ち、長寿命化を図ることができます。
消毒方法
消毒にはいくつかの方法があります。スプレー式、液体を塗布する方法、または薬剤を注入する方法が一般的です。
使用する薬剤
使用する薬剤には注意が必要です。一般的に使用されるのは、銅系薬剤や生物由来の薬剤などです。薬剤の選択は木の種類や病害によって異なります。
安全対策
消毒作業を行う際は、適切な保護具を着用し、薬剤の取り扱いには十分注意しましょう。
まとめ
適切な消毒方法を選択し、定期的なケアを行うことで、木を健康に保つことができます。
庭師が教える庭木の管理方法
植物ってお隣さんとの境界にあったりして
メンテナンスをちゃんとやらないとトラブルの原因になりますよね。
今回はそんなトラブルになる前に 植物の手入れ方法をお伝えしていきます。
植物ごとに剪定方法・剪定時期があります。
植物には様々な役割があり、目隠し・風除け・日除けなど用途があります。
今回の記事を読んでいただくことによって
樹木の用途にあった剪定方法を学ぶことができます。
難しい単語は使わず分かりやすく説明していきます。
剪定時期
生垣・樹木の剪定は年に2回の剪定を行うのが良いと良く言われております。
成長を抑えるために行う「強剪定」を年1回
美観を保つために行う「軽剪定」を年1〜2回
...ですが実際のところ年2回以上の剪定作業を行うと
「肥料」「癒合剤」などを使用しないと樹木に痛みがでやすいです。
それらを踏まえて『いつ』『どんな』手入れをすれば良いのか解説していきます。
落葉広葉樹の場合
落葉樹が葉っぱを落とした休眠期の冬の寒い時期に剪定を行います。
常緑広葉樹の場合
4月〜6月くらいの暑くなりすぎる前くらいに剪定を行います。
常緑針葉樹の場合
3月〜4月頃に剪定を行います。
(木によって最適な剪定時期にバラツキがありますが
正直冬の寒い時期に剪定すればだいたい問題ないです。笑)
※ 花木は花芽を摘んでしまわないように気をつけましょう。
剪定方法
刈り込み手入れ、透かし手入れ、強剪定など大きく分けて3つの剪定方法があります。
どの剪定方法が適しているか見ていきましょう。
刈込手入れ
両手で使う大きなハサミ、ヘッジトリマーなどを使用して手入れすることを
「刈込手入れ」といいます。
形を整えることが目的のため、混み合った枝や芽の方向などは気にせず
表面を整えるので比較的手軽にできる手入れです。
年数重ねると枝が込み合いすぎて風通しが悪くなり病気・害虫の原因になるので
次項の「透かし手入れ」を行います。
透かし手入れ
剪定ハサミなどを使用して枝数を減らしながら形を作ることを
「透かし手入れ」といいます。
慣れてしまえば作業効率アップにつながる剪定方法ですが
自分が思う形に仕上げるのは、なかなか難しいものです。
透かし手入れをすることによって
植物の風通し、陽の当たり方が良くなって病気・害虫予防になります。
それと普段陽の当たりにくいところから芽が吹き
次項の「強剪定」がやりやすくなります。
強剪定
太い枝を切り落としたり、木の高さを大きく切り詰めたりすることを「強剪定」といいます。
枝がなくなるほどに強く剪定することもあります。
落葉の街路樹とかは葉が落ちる前の秋に丸坊主にしてますね。
庭木への強剪定は最終手段として行います。
毎年の「透かし手入れ」「刈込手入れ」で樹形・大きさを矯正していくのが良いでしょう。
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害虫・病気対策
木の管理が不十分だと病気になったり、害虫がつきやすくなります。
そうならないために誰でもできる4つの予防、処置方法があります。
木が健康的な状態を保つために大事なことを説明していきます。
水やり時に状態のチェック
木にとって最重要といっても良い水やり。
特に夏場は、ほぼ毎日あげている方も多いかと思います。
水を撒きながら「葉の張り・変色」「幹・枝の付着物」を気にしましょう。
病害虫の好む環境の改善
虫は枝・葉が混み合っていて風通しの悪い日陰を好みます。
糞・尿がたまり不衛生な状態が続くと病気や、より虫が棲みつくようになります。
樹木を通り越して向こう側が少し見えるくらいの葉・枝数に剪定すると良いでしょう。
症状を確認したら素早く取り除く
よくあるのはカイガラムシの付着です。幹に白い粉のようなものが付きます。
カイガラムシは植物の枝や茎、葉に寄生して樹液を吸います。
被害が進行すると、枝が枯れてしまうこともあります。
その排泄物によってすす病やこうやく病などの病気が引き起こされることもあります。
予防で薬剤散布をする
樹木の病気の原因の「カビ」「細菌」は害虫とは違い肉眼では見ることができません。
一見元気そうに見える樹木も細菌が繁殖し始めてることもあります。
気づいた時には蔓延し、防除が手遅れになることもあります。
そうならないために、定期的に消毒散布を行うようにしましょう。
消毒薬剤には大きく分けて2種類あって
害虫に効く「殺虫剤」と、細菌に効く「殺菌剤」があります。
散布する時期、回数は販売メーカーや樹種によって違いますので
説明書をよくお読みになってご使用ください。
※過度な散布は植物に悪影響を与えます。
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まとめ
植物を管理していくにあたっての基本になる
剪定時期、剪定方法、害虫・病気対策はどれも欠かせない大事な作業です。
最後に一番簡単で効果的なコトをまとめましたので
まずは次のことから始めてみてください。
剪定時期のまとめ
年に1回だけ2月〜3月くらいに1年間で伸びた分を剪定しましょう。
ただし花を楽しみたい人は花芽を残しながら剪定しましょう。
大きく伸びすぎた枝、支障をきたす枝はその都度切除していきしましょう。
剪定方法のまとめ
ピシッと曲線・直線で剪定したい場合は『刈込手入れ』
ふんわり透けてる感じで剪定したい場合は『透かし手入れ』
2年間くらい手入れサボってしまったり、上記2つの手入れをしても
樹木が大きくなりすぎた場合は『強剪定』を行いましょう。
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↑『飛庄』剪定鋏は親指くらいまでの枝ならスパスパ切れます↑ |
害虫・病気対策のまとめ
殺虫剤・殺菌剤を年1回は必ず散布しましょう。
殺虫剤は『5月』
殺菌剤は『3月』
年3回の散布が理想的ですがまずは年1回!
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↑薬剤は水で薄めて使用してください↑
↑水、薬剤の量はメーカーの指定を守ってください。↑
いかがでしたでしょうか。
かなり大まかな説明になってしまいましたが
また項目ごとにもっと深掘りしてお話できればと思ってます。
今回の記事を読んで皆様のガーデニング、DIYをスタートするきっかけになれば嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました!
木の剪定・外構工事・便利アイテムを紹介していくブログ
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庭師歴9年の27歳
木の剪定・外構工事・営業をしていく中で
貯めに貯めてきたノウハウを発信していきます。
記事を読んでいただければ
「木の剪定方法が実際の写真で分かる」
「自分の家の周りのメンテナンスコストが半額になる」
「コスパ最強な庭の便利アイテムが見つかる」
ブログ初心者、庭師も1桁歴なので
読者の皆様どんどんご指摘くださいませ!
自然が大好きで
趣味で自然の中に空間を作るイベントなど行っています。